農業体験をしてもらおうと、ひふみでは様々なイベントを行っています。
その農業体験の一つとして「雑穀栽培実践塾」を行っています。
農をより身近に、そして農を生活に取り入れるため雑穀栽培にチャレンジしませんか?
雑穀とは
雑穀というと、どんなイメージですか?
- 健康に良いだろうけど地味
- 昔から親しまれている食べ物
- 栄養価は高いけど食べにくそう
- 健康志向の人が好む食べ物
など、知ってはいるけど、どう食べればいいのかわからない。そんなイメージをお持ちかもです。
なかには雑穀をお米にまぜていたりする方もいるかもですが、いまいち今の日本人にはなじみが浅い食材ではないでしょうか?
ですが、五穀豊饒という言葉があるように、
米、麦、あわ、きび、ひえ(豆)
は日本や中国では昔から大事にされてきた食材です。
ですが、いつのころからか米は白米が当たり前。玄米はまずい、ぼそぼそすると嫌われがちに。
いまではパン(みたいなもの)のほうが多く食べられつつあります。
あわ・きび・ひえは雑穀としてあつかわれメジャーな食材ではありません。ですが、日本や中国では大事な食材として米よりも大事なものという文献もあります。
さらに神様の世界から存在したものでもあり、「ウケヒモチ」という神さまから生まれ、神聖なものが五穀であり雑穀です。
で、いま流通しているもので国産は10%にも満たず、流通している90%以上が、中国・東南アジアなどからの輸入です。
ただ、輸入されるものは安全性(農薬・殺虫剤・保存料)の心配があり、品質も良くなく、ご飯にまぜるとゴワゴワ、ボソボソするのでやめたなんて方もいるはずです。
きびとは?
ひふみでは雑穀について知ってもらいたい想いから「雑穀栽培実践塾」をやっています。
この塾では「きび」の育て方を体験してもらいながら、雑穀について理解を深めてもらうのが目的です。
キビのなかでもモチキビは食事にデザートに使いやすく、調理にも使いやすい雑穀です。
たとえば、茹でたものをつぶしてお団子にしたものは簡単に作れ、あんこやきなこ、みたらしなどバリエーションも豊かに。
食物繊維やビタミンB、ミネラルもバランスよく含まれ、美容に健康に、そして子供のおやつに安心・安全な食材です。
料理では卵の代わりにつかうこともできるので、ヘルシーなカルボナーラパスタで美味しいヘルシーなレシピもつくれます。
いまは家畜や鳥のエサに使われることがほとんどですが、家畜の代わりに人間が食べることで環境問題も解決ができます。
キビについて-Wikipedia
雑穀シティプロジェクト
雑穀をもっと多くの人に知ってもらうことで、福岡県古賀市を「雑穀シティ」にしようと企んでいるのが「ひふみ」です。
お互いに助けあうコミュニティをつくり、問題になっている食料問題や環境問題の解決など、雑穀づくりをすることで得られるメリットはたくさんあります。
そして、雑穀は日本が忘れてしまった、昔の人の知恵があつまったモノで、雑穀を育てて食べることで、日本が忘れてしまった大事なモノを思い出す。
そんな可能性もあるんじゃないかと思っています。
雑穀は田んぼのように大変じゃなく、ひとりでも多くの人が、そして多くの地域が農にとり組むため、最初に取りくみやすい食材でもあります。
子どものころから農にふれ、食べものを育てる大変さと楽しさを学び、自分たちの食材は自分たちでつくる、自分たちの街は自分たちでつくり、守っていく。
そのために雑穀を育てることからはじめることで、地域が社会が国がもっとより良くなるんじゃないか、雑穀にはそんな可能性があるんじゃないか。
雑穀をみんなで育て、シェアしあう、そんな町があれば、増えれば。そのために雑穀を育てることを教えているのが「雑穀栽培実践塾」です。
雑穀づくりで学べること
- 食べモノの質が人生を左右する
- 食べモノは自分でつくれる
- 食べモノづくりは自然との共同作業
- 食べモノは自然と分かちあうもの
- みんなでやればコワくない
- 1人は大変(変態にはオススメ)
- 雑穀は鳥との戦いww
ギャラリー
発芽までの作業工程
ご案内
5月〜9月 | 栽培〜収穫まで |
10月 | 精白・選別 |
11月 | 雑穀料理体験 |
参加費:3,000円(税込)
※年間3,000円になります。お時間つくっていただき、なるだけご参加ください。
大まかには、このようなスケジュールになっており、そのなかで数回参加していただきます。大事な作業があるとき、その他、人手がほしいときにメールでご案内します。
よければメール登録しておいてくださ〜い♪
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