日本酒プロジェクト|そして収穫へ

日本酒プロジェクトEC 日土水むらプロジェクト

日土水むらでは、いろんなプロジェクトをすすめています。

そのなかで進行中の「日本酒プロジェクト」

お米から手作りしてオーガニックな日本酒をつくるのがゴールです。

日本酒プロジェクトに必要なお米、ようやく収穫までたどりつきました。

日本酒プロジェクトとは?

福岡県古賀市を中心にした地域振興活動が「日土水むら」です。

日土水むらという村をつくるのではなく、

「みんなちがってみんないい」

そんな社会を目指すために、ともに学びあい、助けあいながら、

「農」:農にたずさわる
「楽」:アートや園芸にたずさわる
「学」:学ぶ場所づくりにたずさわる
「市」:マルシェの運営にたずさわる
「和」:ホリスティックな活動にたずさわる

などの活動をして、自分の人生をより良いものにする集まりが日土水むらです。

そんな日土水むらの活動の一環として、今年からはじめたのが日本酒プロジェクトです。

収穫までやって思うこと

そんなこんなで酒が好きな米づくりの素人が集まり、それぞれ力をあわせて米づくりに携わりました。

ささやんに学びながら、トラクターで田んぼを耕し、畦草を刈り、苗を育て、畦塗りをし、田植えをし、ジャンボタニシと戦い、稲が育つのを見守りました。

ささやんブログ

「これは学校の義務教育にするべきじゃないか」

今年から本格的に米づくりを体験し、そう思いました。

なぜ米づくりが重要なのか

米づくりは、日本人の生活に重要な役割を果たしています。

米は日本人の主食で、必要なエネルギーと栄養を提供します。

大東亜戦争のあとから、米は頭を悪くするとか米は太りやすいなど、根拠のないことが常識になり、日本人が米を食べる量が激減したと言われています。

米の消費量って?(農林水産省)

さらに、米づくりは環境にも大きな影響を与えています。

持続可能な農業をすることで土壌や水源を保護し、生態系のバランスを維持できます。

ただ、無肥料・無農薬って思った以上に大変で、高齢者がやるのは大変です。

日本の農業って60代でも若手とされていて、農業が近いうちにクラッシュするのもリアルな話です。

高齢者に無肥料・無農薬で栽培をさせるなんてムチャな話です。

今回のインボイス導入によって、農業がクラッシュするのも現実になるかもです。

ただ、いまの政府に農業のクラッシュをとめる方法を考える力はない、と考えたほうが良いです。

なので民間で自分たちの生活を守らなければいけません。

そのために若いうちから農業にたずさわる方法を考えるべきじゃないでしょうか。

米穀安定供給確保支援機構
米の生産者

米づくりは文化的な意味も持っています。

米は日本の伝統的な食材であり、多くの料理や祭りにおいて重要な役割を果たしています。米づくりの継承と育成は、地域の文化や伝統を守るためにも重要です。

そのために田んぼの管理方法や作物の育て方など、農業に関する重要な知識を身につけることです。

農作業を通じて子供たちは地球の恵みや自然の営みを実感することができます。

米づくりは子供たちに責任感や協力の精神を養うことにも繋がります。

農作業は個人の努力だけではなく、チームワークが求められます。

お互いを助け合い、共同で作業を進めることで、協力の大切さを学ぶことができます。

また、自分たちが作った米を収穫することで、自己肯定感や達成感を得られます。

自分たちの町をどうしていくか、それを考えるために必要なことを米づくりから学べると思います。

さらに、米づくりは地域とのつながりを深めることにもなります。

地域の農家やコミュニティと協力して作業を行い、地域の絆を強めることができます。

また、地域の特産品である米を作ることで、地域の誇りやアイデンティティを育むこともできます。

農家というとネガティブなイメージを持たれます。

大変そうとか、汚そうとか、貧乏そうとか

正直、僕もそうでした。学生時代に農家の子がいましたが、農家であることをバカにされていたし、僕も自分より下の存在に見ていました。

その子の家はキャベツとお米をつくっていて、弁当がキャベツを炒めたものとお米と漬物という日もあり、みすぼらしいなぁと思って見ていました。

とんでもない勘違いでした。

トラクターもコンバインもまっすぐ走らせることすらできません。F1や戦闘機かと思うくらい作業がいっぱいです。

機械ひとつ動かすだけでも大変なのに、それに加えて水の管理や病気や災害への対応、近隣住民や農家との関係維持など、ほとんどのサラリーマンは逃げ出すでしょう。

そんな大変なことを高齢でなおかつ少ない人数で、日本の食料自給率を38%に維持してくれているわけです。

もうサラリーマンとして生きていける時代は終わりをむかえ、早ければ来年には、いまの生き方はできなくなるし、しなくてよくなるわけです。

そんな時代になりつつあるいま、まずは自分たちが米づくりをはじめる、なにかしらのカタチで米づくりにたずさわるという選択をしてもいいのではないでしょうか。

ギャラリー

と感じた米づくり、顔出しOKの許可を得ていないので写真は僕だけですが、13人が日本酒プロジェクトに携わってくれました。

来年

今年はほとんど見ていただけでしたが、来年はもっと主体的に動いていこうと思います。

いや動いていきます。

今年はずいぶんジャンボタニシのお腹を満たしてしまいました。

スズメさんに大盤振る舞いをしました。

来年はどうなるかわかりませんが、今年できなかったことをして、今年やらかしたことを糧に来年はもっと良い結果を残します。

来年参加したい方はよければ、むらびとになっておいてくださ〜い。

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